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| コーヒー需給のポイント Market analysis from supply and demand |
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コーヒーは世界最大の生産国であるブラジル産地で降霜期に入っているものの、
降霜を発生させるような気温の低下はなく、内外ともに6月初めの高値から大きく崩れる展開となっています。
ただ、最も降霜が発生しやすい時期が、7月の前半2週間のため、引き続き注意は必要でしょう。
もっとも、過去20年間で、ブラジルの主産地は北上しており、以前ほど降霜被害を受けなくなっています。
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| コーヒー需給はタイト化するが |
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6月12日に米農務省(USDA)のコーヒーの「ワールド・マーケッツ・アンド・トレード」が発表されました。2009−10年度の世界コーヒー生産高見通しは1億2,744万袋(1袋=60kg)と、前年度の1億3,480万袋から740万袋減少しました。これはもちろん、ブラジルが裏作年度となることを反映したものです。ブラジルが前年度比800万袋減の4,350万袋となります。
また、2009-10年度の世界期末在庫見通しは3,529万袋と、前年度から約500万袋減少する見込みです。大局的には、世界需給はタイトになりますが、翌年はブラジルの表作年度で再び需給が緩和しますので、単年度需給をあまり過大評価しない方がいいでしょう。 |
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| ファンドの買い越し縮小が顕著 |
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ファンドはコロンビアと中米産の需給がタイトになっていることを反映して、4月以降買い越しを積み上げてきましたが、6月初めに30,000枚に乗せたあと、そこをピークとして、急速に手じまいを進行させています。他商品と同様に、ユーロ・ドルの反落基調に圧迫されたうえ、市場の小ささに比べて、ファンドの買い越しが膨らみ過ぎていたこともあり、他商品以上の急落となっています。期近ベースで140セント台から120セント割れの急落であり、今年の天井を打った可能性さえ浮上しつつあります。
チャート面の悪化から、どこで下げ止まるのかが焦点ですが、季節的には最も警戒すべき降霜シーズンに入るため、材料次第ではV字型の反発の可能性も排除できません。前年も売り越しに転じたのは9月以降であり、しばらく買い越しのままで推移するでしょう。 |
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| コーヒーは天候相場期が年に2度ある |
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コーヒーには、ブラジル産地の天候に神経質になる時期が2度あります。1つは収穫期とほぼ重なる6〜8月の降霜期(とくに7月の前半2週間)です。大規模な降霜被害が発生すると、再植樹が必要となり、成木になるのに約5年間を要するため、減産が複数年に及ぶ可能性が出てきます。
もう一つは10〜翌1月にかけての開花・結実期です。この時期に降雨が不足すると、うまく開花・結実せず翌年の生産減少につながります。
通常、ブラジル産地は9月前半までは乾季ですが、それが10月以降まで延びると干ばつ懸念が浮上します。一応の目安とされるのは、9月7日の独立記念日です。これを超えて乾季が続く場合、乾燥懸念が浮上する可能性が出てきます。ただ、干ばつと比較して、より甚大な影響を及ぼすのは降霜の方で一夜にして生産高見通しが急変する可能性もあります。 |
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| 過去の動きから学ぶコーヒー相場 Technical analysis of recent market trends |
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| 最近のコーヒー相場の特徴 |
| 2007年: |
前年の上昇を継続できず前半は下落したが、年後半は次年度の需給タイト観測で上昇。 |
2008年:
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前半は商品市場への投資資金流入の恩恵を受けたが撤退も早く、
他商品に先んじて下落する展開。
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| 2009年: |
4月以降再び投資資金流入も、長続きせずに急落した。 |
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●NYコーヒ“C”
インターコンチネンタル取引所(ICE)
呼値の単位:ポンド当たり0..05セント(アラビカ)
売買単位:37,500ポンド(約17トン、約250袋)
●ロンドン・ロブスタコーヒー
NYSEユーロネクスト
呼値の単位:メトリックトン当たり1ドル
売買単位:10メトリックトン |
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| NYは立ち直りに時間かかるか |
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NYコーヒーは6月初めに期近が140セント台に乗せたあと、暴落状態となっています。道中オプション納会に絡み、権利行使価格の130セント近辺でもみ合う場面もありましたが、ファンドの買い越しが30,000枚超と膨らんでいたことで、その手じまいによる売り圧力はすさまじく、あっという間に120セントを下回ってしまいました。 さらに一段安があるのか、あるいはこのまま水準固めに移行するのか見極めが必要になりますが、ブラジル産地に降霜懸念が出るような状況とならない限り、立ち直りに時間がかかりそうで、今年の天井確定の可能性さえ出てきたとみています。 |
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| 東京は戻り売り有利に転換か |
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東京アラビカは年初の安値から維持してきた上昇トレンドラインを割り込む大きな反落場面となっています。前年12月の安値から今年6月の高値までの上げ幅のほぼ半値押しに当たる20,000円の節目を維持できるのかどうかが注目されますが、それを維持できないようであれば、61.8%押しの19,200円辺りまでの下値も考える必要があるでしょう。
いずれにせよ、円高傾向も加味すれば、NYコーヒーが本格的に立ち直らないかぎり、戻り売り有利の状況が続く可能性が高いでしょう。 |
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