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2008年度 Vol.1 (2008年6月現在) 禁無断転載
編集・制作:
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コーヒー需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーヒー相場-オムニコ-
 
コーヒー需給のポイント Market analysis from supply and demand
 2008年前半の東京アラビカコーヒーは、2月26日に3万700円まで買われました。これは、投機資金が商品相場全般に流入し、NYコーヒー相場が押し上げられたことに連動したと考えられます。しかしこの流れは長く続かず、東京アラビカは再び2006年以降継続している2万〜2万5000円のレンジで保ち合いとなりましたが、長期的には上昇トレンドを継続しています。
 
産地の北上で、天候懸念は昔の話に?
オムニコ 7月といえば、例年ブラジル産地での降霜被害が懸念されます。同国は南半球に位置するため、この時期は真冬に当たり、収穫前に降霜被害で樹がダメージを受けると、即減産につながるからです。過去の大相場も、ほぼこの時期に形成されてきました。
 近年、同国では霜害を回避するため、コーヒーの産地を北上(暖かい方へ移動)させています。そのため、市場関係者からも「ブラジルではここ数年降霜被害は起きておらず、今年も霜害発生の可能性は低い」という声も聞かれます。
 しかし世界的にみれば、米中西部での洪水など、異常気象が連続しています。このような状況下では、収穫期の霜害は避けられたとしても、その次の開花期(10月〜)で干ばつに見舞われて開花障害が起きる可能性も考えられます。まだまだ産地の天候からは目が離せません。
 
産地消費が増加中
オムニコ 世界的にコーヒー消費量の伸びが頭打ちになる中で目立つのは、ブラジルなど生産国での消費の伸びです。
 BRICsの一角を担うブラジルは、世界一のコーヒー生産国であり、米国に続いて世界第2位のコーヒー消費国でもあります。同国では経済発展に伴ってコーヒーの消費量が増加しており、近いうちには世界一の消費国となるともいわれます。こうして国内需要が伸びるほど、同国では輸出に回す余力が削られると考えられます。
 また、生産国ではありませんが、ブラジルとともにBRICsの1つに数えられるロシアやインド、東欧やインドネシアなど他の新興国でも、コーヒーの消費量が伸びています。こうした国々は、おおむね人口が多いため、潜在的な購買力を秘めています。今後も新興国の経済成長とともに、コーヒーの消費量は増加していくと考えられます。
 
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過去の動きから学ぶコーヒー相場 Technical analysis of recent market trends
最近のコーヒー相場の特徴
2006年: ブラジル減産予測を背景に年明けから一本調子で上昇するも3月でピークアウト。夏以降は高値修正場面となり反落
2007年: 年初はコモディティ・ブームから買われるも、その後の世界的な豊作で大幅下落。年後半は次年度の減産予測から上昇を再開
2008年: 年初はコモディティ相場へ流入した投機資金に押し上げられる形で上昇した。だが、米国経済のリセッション懸念などから反落
 
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●NYコーヒ“C”
NYコーヒー・砂糖・ココア取引所(CSCE)
呼値の単位:1ポンド当り0.05セント(アラビカ)
売買単位:37,500ポンド(約17トン、約250袋)
●ロンドン・ロブスタコーヒー
LFEE(国際金融先物・オプション取引所)
呼値の単位:1メトリックトン当り1ドル
売買単位:5メトリックトン
 
140セントを上抜けるか
 NYコーヒーは1月末から急伸し、2月29日に169.6セントの高値をつけました。その後は3月下旬までの1ヵ月足らずの間で125.85セントまで売り込まれましたが、現在は130〜140セントのレンジ内での推移となっています。足元では140セント台手前で上値の重さが窺えますが、長期的な視点からみると、2001年1月安値の41.50セントを起点として、上昇トレンドを維持しています。ゆえに、NYコーヒーは今後も130セント付近での底堅さを維持し、再上昇する可能性が高いでしょう。
 
2万6000円を突破できるか
 東京アラビカコーヒーは、2月25日の高値3万700円で目先の天井を打ち、3月24日につけた安値2万610円まで、約1ヵ月間で、1万90円の下落となりました。その後は戻り歩調を辿っており、6月中旬現在は2万5000円付近まで値を回復しています。
 これまでの値動きをみると、2007年2月や10月に2万6000円手前で上値を抑えられており、今回もこのレンジを上抜けるかどうかが鍵となるでしょう。もし上抜いた場合は、2008年2月の高値3万700円を目指す展開になると考えられます。
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