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2007年度 Vol.1 (2007年6月現在) 禁無断転載
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コーヒー需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーヒー相場-オムニコ-
 
コーヒー需給のポイント Market analysis from supply and demand
 2007年前半のコーヒー相場は年初に高値をつけた後、コモディティ市場全体の軟化を背景に下値を模索しました。た。しかし、5月に底を打った後は再び上昇トレンドを鮮明にしています。今年度は、裏作により生産量の大幅な減少が見込まれています。一方で世界需要は拡大傾向にあり、需給はバランスしつつあります。従って、当面は底堅い相場が続く可能性が高いといえます。
 
世界需給はタイト化傾向に
オムニコ  世界最大のコーヒー生産国ブラジルにおいて、2007/08年度は、コーヒー豆の生産量が低下する裏作年に当たります。USDA(米農務省)は07/08年度の世界生産量を1億1886万袋(1袋=60kg)、ブラジルの生産量を3620万袋と発表しています。消費が拡大傾向にある中での減産に伴い、世界最大の消費国、米国での期末在庫は400万袋という低水準にまで減少しています。需給逼迫懸念が払拭されないのが現状で、今後もブラジルを始めとした産地での天候変化や農業政策、消費サイドでの需要動向など、世界の需給バランスが注目されます。
 
裾野が広がる世界消費
オムニコ ICO(国際コーヒー機関)によると、2007年における世界のコーヒー消費量は1億1900〜2000万袋に及ぶと推定されています。消費量は年々拡大傾向にあるのです。また、2006年の消費量(約1億1800万袋)の内訳をみると、3100万袋が南米や東南アジアを中心とした輸出国での国内消費、残りの8700万袋が米国やヨーロッパを中心とした輸入国での消費となっています。
  最近は、とりわけ前者、つまりブラジルやインド、インドネシアなど経済成長の著しい生産国での需要の伸びが顕著になっています。
 
産地の天候リスクには要注目
 近年は、世界のいたるところで地球温暖化やラニーニャ現象などに伴う異常気象が発生しています。世界最大の生産国であるブラジルでも、その影響は例外ではありません。コーヒーも当然、農産物であるため、気象変動の影響を直に受けるわけです。
  産地ブラジルで天候リスクが発生する時期は、主として年度後半に集中しています。特に注意すべき気象要因は、@降霜リスク(7〜8月)A干ばつリスク(9〜10月)Bハリケーン(8〜10月)です。@、Aに関しては、産地ブラジルで、コーヒー樹の成長や開花に直接的な影響がもたらされます。過去にも産地が大きなダメージを受け、相場が大きく突き動かされた経験もあります。
  Bに関しては、特に2005年の米国での「カトリーナ」や「リタ」の発生時には、米国のメキシコ湾沿岸にある認証コーヒー豆保管倉庫がハリケーンの被害を受けたり、運搬航路や陸上の道路が寸断されたことで、出荷が大幅に遅れたこともありました。今後も、産地での気象動向は見逃せないでしょう。
 
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過去の動きから学ぶコーヒー相場 Technical analysis of recent market trends
最近のコーヒー相場の特徴
2005年: ブラジル減産予測を背景に年明けから一本調子で上昇するも3月でピークアウト。夏以降は高値修正場面となり反落
2006年: 年初はコモディティ・ブームから買われるも、その後の世界的な豊作で大幅下落。年後半は次年度の減産予測から上昇を再開
2007年: 年初から、コモディティ市場全体の軟化に連れ安。売り進まれるも、5月に底入れ後は産地ブラジルでの天候リスクから買われる
 
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●NYコーヒ“C”
NYコーヒー・砂糖・ココア取引所(CSCE)
呼値の単位:1ポンド当り0.05セント(アラビカ)
売買単位:37,500ポンド(約17トン、約250袋)
●ロンドン・ロブスタコーヒー
LFEE(国際金融先物・オプション取引所)
呼値の単位:1メトリックトン当り1ドル
売買単位:5メトリックトン
 
世界需給のタイト化傾向が下支え
 NYコーヒーは2006年末に129.75セントの高値をつけましたが、その後はコモディティ市場の軟化を背景に下値を探りました。5月初旬には100.35セントで底入れを完了。その後は産地での天候要因などを受けて上昇を再開しました。
  コーヒー相場は需給要因や為替相場、コモディティ全体の動き、投資マネーの流れに影響を受けやすい動向が続いています。とりわけ当面は、拡大する需要サイドと減産が見込まれる供給サイドとのバランスが注目されていることから、100セント近辺での下値は固いと予想されます。
 
ダウンサイドには振れにくいか
 東京アラビカも相場の底堅さに変化はありません。当面は世界需給のタイト化や産地での気象動向を眺め、ダウンサイドには振れにくい相場が続くでしょう。また、東京市場にとってはドル/円相場の動きも気になるところです。
  他方で、これまでのチャートの値動きに注目すると、東京アラビカは一旦底入れを完了した後は、約6ヵ月の期間をかけて、安値比で40〜50%上伸する習性が確認されています。今回の5月を起点とする上昇も、過去のサイクルに従うとするならば、上値目標は3万円となるでしょう。
 
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