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2007年度 Vol.2 (2007年12月現在) 禁無断転載
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コーヒー需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーヒー相場-オムニコ-
 
コーヒー需給のポイント Market analysis from supply and demand
 2007年の東京アラビカコーヒーは、世界需給の引き締まり感を眺めて、2万〜2万5000円のレンジで底堅い様相を呈しました。この背景には、主要生産国ブラジルが、生産サイクル上の裏作年度に当たり、減産を余儀なくされたことがあります。中長期的には、05年から続く下値切り上げのトレンドに変わりはなく、ダウンサイドには振れにくい地合いが続きそうです。
 
世界需給のタイト化が続く
オムニコ世界需給の動向をみる重要な指標として、USDA(米農務省)から年に2回(毎6・12月)発表される需給報告があります。2007年12月7日に発表された最新のレポートによると、世界全体の生産量は1億2290万袋(1袋=60kg)となりました。前年度と比較すると、1億1000万袋を超える減少が確認されています。背景としては、2007/08年度における世界最大の生産国ブラジルが、生産サイクル上の裏作年度に当たったため、同国による生産が大幅に減少した影響が大きいです。他方、総消費量は1億3077万袋となり、世界的な需給のタイト化が進んでいるようです。
 
生産国での消費拡大が際立つ
オムニコ 世界全体の消費量は年々、拡大傾向にあります。この拡大の鍵を握るのは、コーヒーの主要生産国が多く含まれる新興国での動きにあるようです。欧米や日本など輸入国における消費と、南米や東南アジアなど生産国での消費を比較すると、後者の拡大ペースが急ピッチであることが分かります。前年比での成長率の推移をみると、輸入国側が1%強であるのに対し、生産サイドは4%台の伸張率を維持しているのです。これらコーヒー需要の堅調な推移が、世界全体の需給に与えるインパクトも併せて注視されるところです。
 
ファンドマネーの動向に注目
オムニコ 世界の先行指標であるNY市場では、世界的な需給のタイト感を手掛かりに、ファンドを中心とした大口マネーの流入が目立っています。CFTC(米商品先物取引委員会)によって発表される大口投機家の建玉報告によると、同投機家のネットポジションは、07年9月以降、3万枚を超える高水準で買い越す状態が続いています。エネルギーや貴金属など他のコモディティ市場が高止まりの状態にあることも、買い意欲を促しているようです。引き続き、大型マネーの動向が注目されます。
 
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過去の動きから学ぶコーヒー相場 Technical analysis of recent market trends
最近のコーヒー相場の特徴
2005年: 2ブラジル減産予測を背景に年明けから一本調子で上昇するも3月でピークアウト。夏以降は高値修正場面となり反落
2006年: 年初はコモディティ・ブームから買われるも、その後の世界的な豊作で大幅下落。年後半は次年度の減産予測から上昇を再開
2007年: 年初から、コモディティ市場全体の軟化に連れ安。売り進まれるも、5月に底入れ後は産地ブラジルでの減産を眺めて買われる
 
オムニコ
 
●NYコーヒ“C”
NYコーヒー・砂糖・ココア取引所(CSCE)
呼値の単位:1ポンド当り0.05セント(アラビカ)
売買単位:37,500ポンド(約17トン、約250袋)
●ロンドン・ロブスタコーヒー
LFEE(国際金融先物・オプション取引所)
呼値の単位:1メトリックトン当り1ドル
売買単位:5メトリックトン
 
世界需給のタイト化が下値をサポート
 NYコーヒーは2007年以降、上昇と下落を繰り返しながら、10月には140.80セントの高値をつけました。主要生産国ブラジルでの減産に絡んだ世界需給のタイト化や、先高感を眺めた大型マネーの流入を背景に、底堅い様相をみせています。生産国ブラジルでの動向はマーケットの方向を決める鍵を握っているといっても過言ではなく、同国での天候や生産高のみならず、ドル/レアル相場の動きなども併せて注視されます。2008/09年度の新物が出回るまでは、節目となる120¢をサポートラインとした堅調な動きが続くでしょう。
 
ダウンサイドには振れにくい展開
 2007年の東京アラビカは、2万円台前半から2万6000円にかけての値幅で確りとした足取りをみせました。ファンダメンタルズ面では、生産量が減少した一方で、新興国の消費が拡大するなど逼迫感が払拭しきれない状態が続いています。一方、東京市場の日々の値動きは、他商品の風向きや為替相場の推移にも大きく影響されるため、金融市場全般の動向からも目が離せません。05年9月、06年6月、07年5月の安値を結んだラインが上向き傾向であることに変わりはなく、ダウンサイドに大きく振れる可能性は低いと予想されます。
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